幼なじみじゃイヤなんだ。
流瑠が、私の顔を見つめる。
それは無理だよ。
私の本当の気持ちなんて知ったら、流瑠困ってしまうでしょ。
私の本当の気持ちを知っても、今まで通りの仲の良い2人でいてくれるの?
ギクシャクするのなんて嫌だもん
流瑠が傷ついて私から離れていくなんて嫌だもん。
付き合いたいなんてそんなことはもう望まない。
でも、この距離までなくすのは絶対にイヤ。
だから、言えないよ。
私の本当の気持ちは。
「今日、教室で上坂に抱き締められてたって本当?」
どくん!
流瑠のその言葉に心臓が跳ね上がる。
体がビクッと反応した。
「…な、な…なんで?」
弁解するよりも先に、うろたえた言葉が口から漏れ出た。