幼なじみじゃイヤなんだ。
流瑠が言った言葉が頭を駆け巡る。




流瑠の真剣な目から目を逸らせられない。





「…な、流瑠?」





私の口から漏れたのは、消え入りそうなその言葉だけ。



その言葉に流瑠は何も答えない。




私の目を見つめていた流瑠の視線がゆっくりと移動する。


流瑠の視線が私の唇を捕えた。






ゆっくりと、ゆっくりと流瑠が近付いてくる。






微動だに出来ない。


私は頭の中は真っ白になってて。




流瑠をはねのけることも

顔を背けることも出来るのに。






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