One Night Lovers
「全然」
「急に綺麗になった気がして、もしかしたらと思ったんだけど、違うのかぁ」
ものすごく残念そうに口を尖らせたネネを見て苦笑する。
「いい男に出会いたいとは思う」
「ホントだよね。でもルリがそんな前向きになれたのは……あの旅行の後?」
「まぁそうかな」
ふむふむ、と隣から納得するような相槌が聞こえた。
「やっぱりルリってものすごく面食いなんだ」
「え?」
慌ててネネの顔を見ると彼女は全てお見通しというような表情で笑う。
「しかも次は元彼よりも更にレベルが高くないと、とか思ってない?」
「ど、どうかな?」
そう言われるとドキッとする。
もしかして図星だったのか、と自分自身の気持ちに焦りを感じた。
何しろ、私の本心とやらは幾重にも嘘を纏って、常に上辺の意識を騙しているらしいのだ。心の奥ではそんなことを思っていたんだ、と今更ながら自覚する。
「それとも、忘れられなくなっちゃった?」
ネネの目が細くなり得意げな表情になった。
途端に私の心臓がドクンと跳ねる。
「……何を?」
「ケイゴくん」
「誰、ケイゴって……?」
背中に汗が噴き出た。頬が引きつる。
「急に綺麗になった気がして、もしかしたらと思ったんだけど、違うのかぁ」
ものすごく残念そうに口を尖らせたネネを見て苦笑する。
「いい男に出会いたいとは思う」
「ホントだよね。でもルリがそんな前向きになれたのは……あの旅行の後?」
「まぁそうかな」
ふむふむ、と隣から納得するような相槌が聞こえた。
「やっぱりルリってものすごく面食いなんだ」
「え?」
慌ててネネの顔を見ると彼女は全てお見通しというような表情で笑う。
「しかも次は元彼よりも更にレベルが高くないと、とか思ってない?」
「ど、どうかな?」
そう言われるとドキッとする。
もしかして図星だったのか、と自分自身の気持ちに焦りを感じた。
何しろ、私の本心とやらは幾重にも嘘を纏って、常に上辺の意識を騙しているらしいのだ。心の奥ではそんなことを思っていたんだ、と今更ながら自覚する。
「それとも、忘れられなくなっちゃった?」
ネネの目が細くなり得意げな表情になった。
途端に私の心臓がドクンと跳ねる。
「……何を?」
「ケイゴくん」
「誰、ケイゴって……?」
背中に汗が噴き出た。頬が引きつる。