変態教師と私。【完】
□担任は2人

├担任が変態?




「兄貴ぃ…お腹減った」



「……ん」



学校へ向かい、歩く私たち兄妹。

寝坊してしまい、朝食を食べる時間がなくなった。

兄貴をコンビニに寄ろうと誘うつもりが、まさかのサンドイッチを手渡された。

無口で無愛想だけど、本当は優しい人。

朝食のサンドイッチ、持って来てくれてたなんて。



「美味ひぃ」



兄貴は料理の達人。

私も一応は出来るけど、敵わないんだ。

ベーコンエッグのサンドイッチは、ケチャップとマヨネーズのソース。

昔から食べて来たこのソースの比率は、兄貴にしか作れない。

自分で作ると、ケチャップが多かったり、マヨネーズが多かったり。
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