変態教師と私。【完】
「これ」



お菓子はなしで、お茶だけ出した私に、白い大きな封筒を渡された。



「嶺々には彼氏が居るみてぇだし、見るだけ見ろよ。近所のおっさんに渡されたやつ」



一体、どんな近所付き合いをしてるんだ。

まぁ、仲良くしてるんだろうね。



「見るだけね」



「あぁ」



とは言ったものの。

見る気がしない。

だって、近所のおじさんが紹介とか、40過ぎた人とかじゃない?

結婚のチャンスを逃したような人ね。

こう言ったら悪いけど、売れ残りはちょっと…。



「でもなー…」



濱浦を越えるような人だったら。
< 194 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop