妄毒シチュー

「ちょっと、あんたねぇ……!」

両手にビールを抱えながら、文句を言おうと口を開いた途端


開いたドアの隙間から見えた、物が散乱し荒れ果てたあたしの部屋の中に、
自称天使がにっこりと笑って振り返った。





「ねぇ、ミナちゃん。
願い事で部屋の掃除ってのはどう?」







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