さんかくしかく

姫奈_side_



デートの日、あたしは遅れそうになっていた。


「ん~。なんか違う。」




「もう。これでいいや。」

結局、ピンクのシフォンワンピにした




ドアの先には圭哉が立っていた。

迎えに来てくれたんだ。


嬉しすぎるじゃん。




「おはよ。」

「おはよ~。わざわざありがとっ」


待たせたよね。




それでも優しく微笑んでくれる。





...圭哉。

ありがとう。


そして、美柚華達と合流した。



やっぱりあの二人は様になってるな



「姫奈!めちゃ可愛~い!」




あ、あたし?

「そんな事ないよ。」



柊くんも納得している。



でもお世辞。




いつか圭哉に釣り合うようになりたいな。


「どおしたんや?行くで。」



圭哉に手を差し伸べられた。

「うん///」










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