さんかくしかく

斗真_side_



俺、大下朋樹。



センコーに頼まれた雑用を武内陽菜としている。




「あ、あのさぁ。」




突然話しかけられた。



「なに。」







「私、武内姫奈って言うの。
 よろしくね。」


は?知ってるんだけど。



「知ってるし。」




「そかっ」




誘ってんのかよ。



お前の



その笑顔は。


「終わったぁー。
 じゃぁ帰るね。」


おいおいおい。


真っ暗だぞ?


こわがんねぇのかよ。



「待てよ。」


思わず引き止めてしまった。







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