王様テスト


「は、はい!ごめんなさい!聞いてます!!」



私は、つい謝ってしまった。



「なんで謝んの?まあいいや、何してんの?」



彼は私の抱えているボールを見た。



「バスケ?ふーん。できんの?」



イラッ



私は、今の発言が頭にきて言い返した。



「は、できるし!こう見えても中学の時、バスケ部の部長だったんだから!」



私はふん!と勝ち誇ったように言った。



「へぇ~。じゃあさ、俺と勝負してよ。」



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