~とある教師と優等生の恋物語~
人の事とやかく言う趣味はないけど――


「白川、一つ言っておきたいんだけど。……美術室って神聖なトコだからね。間違っても変なこと起こさないよーにね」


俺なりの忠告。


「はい?」


「さっき覗いたらキミと背のたかーい男がイチャイチャしてたから」


「してないでしょ。本くれたけど。一回だけだよ、物もらったのは」


「俺は一回だけだとしてもやめたほーがいーと思うけどね、あの手の男」


「じゃ、読んだら返すよ。あの洋書、値段も高いしなかなかそのへんじゃ売ってないから」


(……この腹黒が!)


「だからってあれは下心あんだろ絶対」


「下心?あるとしたって利用してやるだけです」


「たのもしー。けどそんな自信が命とりだったりして」


「ああもう!先生、もう黙ってもらえます?あたし今この話したくないんです」
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