華〜ハナ〜Ⅲ【完結】





――――…っ!



………夢、よね?




目が覚めてから、すぐさま周囲を確かめた。


黒と茶。


もうすでに見慣れてしまった私の部屋だ。




そんなことはわかりきっているのに、どうしても不安が拭いきれなかった。




―――不安?


不安、ですって?


私が不安を感じている?



「………ふっ」


変ね。




取り乱している自分が可笑しくて、嘲笑った。






< 13 / 278 >

この作品をシェア

pagetop