先生の言うことがきけないの?
ば、ばれた!!



「みっかー!こっちこっち、はやく!!」


「はいはいはいはい今いくって」


「早く、先生来ちゃうよ!!」


あたし達は、誰もいない生徒会室に転がり込んだ。


「悠莉(ユウリ)、ほんとにこんなことして大丈夫なの?」


「大丈夫だって、こんなとこに誰も来ないよ」


「そっか」


2月末。


まだ暖かいとは言えない空気が、肌に刺さる。


ガサガサ


「ちょ、悠莉、もうちょっと静かに、音立てないで!」


「ごめんごめん」


「…いくよ」


「…うん」


「じゃじゃーんカルベーの新作!!」


「うっわー美味しそう!!ちょうだいちょうだい!」


あたしの学校は校則がとても厳しくて、破ったりしたら即停学。


で、あたしと悠莉は今、生徒会室で校則違反をしてる。


学校でお菓子食べちゃいけないとか、意味わかんないし。


いつもは優等生だし、疑われることもないよね。


たまには大丈夫だろう。



< 1 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop