pianissimo.
「ねぇ、ライガ、起きてってば」

もう一度、ゆっさゆっさライガの身体を揺らして大き目の声で言ってみた。ライガはコロンと寝返って私に背を向け、「もう少し寝かせて」と、掠れた小さな声でボソリと言う。


まだ夢の中だ。



「ダメッ! 今すぐ起きてっ!」

耳元で大声を出したら、ビクッと肩を跳ねさせ、ようやくライガはパッチリ目を開けた。



「あ……れ……? 凜子先輩……」

ボソボソ呟きながら、気怠そうに半身を起こしてトロンとした眼差しを私に向ける。可愛い。いや、そうじゃなくて。


「何が? どうした?」

必死な形相の私を見て、不思議そうに小首を傾げて、のんびりとした口調でライガは問う。


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