ライオンとパンダ
「僕は、ライオンさんが大好きでーーーーーーす!」

 お前は、お前はさぁ。

「ずっと、ずぅーーーーーと、一緒にいたいでーーーーーーーす!」

 同じボケを何回すんだよ、そんなに大きい声で言われたら・・・言われたら。

 涙が止まんないでしょ。

 少し暖かくなってきたこの街に春一番は吹かなかったけど。

「ライオンさん、僕と、僕と結婚してくださぁーーーい!」

「バーカ。」

 春二番がやって来たみたいです。

「えっ?あっ、やっぱり駄目ですか?」

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