誠の桜に止まる蝶
戻ってきちゃった・・・
「土方さんの声が聞こえる・・・・」

今土方さんは拷問しています。

古高という男が中々秘密を吐かないらしい。

「ああ。そうだね。」

私は沖田さんと縁側に寄り添っていた。

「今日は吐くな・・・古高。」

「わかんない。もし、吐いたらきっと屯所中大騒ぎになるだろう。」

「そうだね・・・」

「なに?蝶不安なの?それとも、土方さんが怖い?」

「なっ!そんなことないもん!!」

私はそっぽを向く。

「ふふっ。」

沖田さんは私をふわりと持ち上げ、膝に置く。

「なっ!ちょっと・・・」

「隠さなくていいんだよ?本当に蝶はかわいいなあ。」

沖田さんが愛おしそうにわらってくれる。

「もう・・・沖田さんには一生勝てない・・・。」

「いや、それは俺もだな。」

「へ?」

「いや、なんでも♪」

こういうやりとり、好き。
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