誠の桜に止まる蝶
「そ、総司・・・」

恥ずかしくて小声になる。

「ん♪よくできました!これからそう呼んでね?」

沖田さん、いいや総司はすごい満足そうに笑っている。

「えっ!」

「嫌なの?」

「いえ、嫌じゃ・・・ないです・・・」

「よしよし♪」

そういって私の頭をなでる。

「今日はこのまま寝ようかな♪」

「こ、このままですか?」

「うん。だめ?」

「いや、恥ずかしい・・・」

「蝶に拒否権はありませーん!」

「なっ!ずるいっ!!」

「蝶。」

不意に名前を呼ばれる。

「なんですか?」

「愛しているよ。」

「っ・・・・私もです。」

お互いに微笑みあう。
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