大好きな君と
素直な1人と恥ずかしい1人
リリリリリリリリ♪

部屋には一定の音が鳴り響いている。
その音の発信元を探すために、ベットから右手だけを出すと机の上を
探した。

そう、目覚まし時計。

私はこれがないと起きれない!

カチッとすぐボタンを押して目覚めた所でべっどから出ると、ふゎぁ~と大きく
息を吸った。

「悠里ー?朝よ」

リビングから私を呼ぶ声がする。

「は~い」

ドアを開け、階段を下りると朝から豪華な朝ごはんが。
ママが朝ご飯に気合入れる時は、上機嫌な時だと、つい最近気づいた。

「ナニコレ?」

ミニトマトがちょこんと乗ったサラダのほかに、パエリアのようなもの。
飲み物はオレンジジュース、そしてデザートのカナッペ。

・・・いつもに増してのボリューム。

これにはさすがに驚きを隠せない。

「ママ、こんな気合入れてどうした?」

新聞を片手にリビングに入ってきたパパが笑いながら
席に着くと、パエリア?らしきものを口に含んだ。

私もそれに、続いてご飯を食べる。

どれも、レベルが高く、口の中に広がる幸せ。

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