Do you love“me”?


「いつもごめんね、おねぇー」

小さく呟く私を、電話越しに笑ったおねぇーは『今更!! 美月のワガママなんて、慣れてるし!!』と、笑いながら言葉を返してきた。

『今、航太に聞いてもらってるから、すぐにわかると思う』

「ホントにありがとう。航太君にも後でお礼言わせて」

『平気だよー。そんなに畏(かしこ)まらないでよー!』

またケタケタと笑ったおねぇーは、きっと私を元気づけるために、こんな風に明るく振る舞ってくれているのだろう。

『あ、わかったみたい。ちょっと待ってね』

「うん」

『――もしもし?』

な……っ!!

「こっ、航太君!?」

てっきり、航太君が調べてくれたソレを、おねぇーが私に伝える感じだと思っていたのに。

電話越しに聞こえた航太君の声に、一人で慌ててしまった。

お礼を言うつもりではあったけど、さすがに不意打ちは驚くでしょう!?

なんてことをおねぇーに言ったところで、航太君と過ごすことが日常の彼女には理解できないだろうけど。

『あ、はい。それで、稜なんですけど――』

私の動揺なんてお構いなしに本題に入る航太君も相変わらずで、二人はやっぱり似た者同士だと思った。


< 134 / 396 >

この作品をシェア

pagetop