Do you love“me”?

「次に稜君に逢えるの、いつかなぁ……」

暗くなった店舗のオフィスで、ひとり呟いて、見飽きるほど眺めたプレミアリーグの日程を思い出す。

六月と七月はオフシーズンではあるみたいだけど、私の日程が合わないし。

そもそも、オフの間ってどうしているんだろ?

「はぁー……」

改めて、わからないことだらけだということに気が付いて、また溜め息が漏れる。

ちょっと前までは、簡単にメールができたのに、離れてからはいろいろなことを気にしてしまう。

“これを聞いたら、帰ってくるのを催促してるみたいかな?”とか、“こんなことを言ったら、稜君は気にするかな?”とか。

無駄にマイナス思考が働いて、困ってしまう。

それに、サマータイムで八時間になっている時差も手伝って……。

結局、メールを打つ手を止めて、そのまま消去してしまうんだ。

あんなにも気を遣わないでいられた関係が、ほんの少しずつ、変わり始めていた。

< 223 / 396 >

この作品をシェア

pagetop