Do you love“me”?

徐(おもむろ)に取り出したスマホを、ゆっくり開く。

“いまどき、ツーショット写真ってどうなの!?”と思いつつも設定した壁紙は、約束通り、二人で一緒に撮った写真。

「逢いたいなぁ……」

稜君のその笑顔が、私の胸をギュッと締めつける。

ゆっくりと時計に目をやると、その針は午後五時過ぎを指していた。

着信履歴から稜君の名前を呼び出し、ゆっくり通話ボタンを押した。

――向こうは朝の八時。

鳴り続ける呼び出し音を聞きながら、さっきの着信履歴が四日前だったことに、今さら気付いて考え込む。

「四日も話してなかったんだ……」

繋がらないスマホをそっと伏せた私は、自分の膝に顔を埋めた。

まだ始まったばかりの遠距離恋愛。

それなのに、思うことは――

“まだ四ヶ月なんだ”

“まだ八ヶ月もあるんだ”

そんなことばかり。



< 229 / 396 >

この作品をシェア

pagetop