Do you love“me”?

「稜君。ありがとう」

『へ? 何、急に!』

あなたは、何も変わってないね。

変わってしまっていたのは私。

『何かあった?』

「最近連絡できなかったから」と、小さく呟いた稜君の声は、申し訳なさと心配を含む声。

「あったと言えばあったけど……。稜君の声を聞いたら、何かもう、どうでもよくなっちゃった」

やっと心から笑えた私は、本当に単純。

だけど、今こうして冷静になればなるほど、自分が本当にもう限界だったということに気付かされた。

『今度、全部ぜーんぶ聞くから』

「うん。私もいっぱい稜君の話が聞きたい」

『……ごめんね。もう少しだけ待っててね』

「うん!」

嬉しい。

すごく嬉しい。

もうすぐ、逢える。

稜君に、逢える――……。


< 244 / 396 >

この作品をシェア

pagetop