家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
「なんでもいいよ」
かえってきたのは意外な返事だった。
「なんでも?」
「うん。翔ってやつの代わりでもいいし、幼馴染だと思ってもいいし、人間じゃないと思ってもいい。」
「なんで…?」
「…俺の人生、いつもそんなもんだからさ。気軽なのがいいんだ」
似てる…
そう思った。
晶も絶対何か抱えてる。
でも、わかるんだ。過去を持つもの同士なら、きいちゃいけないって。
だからこそ、他人だと思えないー…