家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】

「お前…着替えねえんなら、襲うよ?」

「む…ムリッ!」

冗談じゃないよ、もう…


慌てて自室に向かう。

着替えながら昨日のことを必死に思い出す。

嘘…マジか…

覚えてない…

昨日は…確か翔が帰ってきて…

お風呂から上がって…

好きかどうか聞かれて…

キスされて…

襲うって言われてそれで…

~~~~~~~~

記憶途切れたーーー!!

ヤバイ…重要な部分なにも覚えてない。

でも…さっきの翔の発言からしてヤっちゃった。って事…?

嫌だぁ…知らないうちに奪われたなんて…

あたしのバカバカバカバカバカ!!!

もうちょっとガードしろよ!

顔が熱くなるのを感じる。

火照ったほおを抑えていると。

「なぁ、ラム~腹減った。」

廊下から除く翔の顔。

「え?!」

「何驚いてんの」

「おわわっ?!」

「早くしたくしろよ。外に食べに行こう?らむ?」

そういうと。


チュッ。




静かな室内にリップ音が響く。



キス…だ。




某然とするあたしを笑いながら


「急げよ。」

といってクスクス笑いながら扉を閉めた。



からかわれた!!





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