家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】


でも、繋いでいるのは確かに、暖かい翔の手で。

どこにもいかないで…


ヤバイ。泣きそうだ。

翔に心配かけるわけにはいかない。


余計に嫌われちゃう。


あたしはとっさに

「あっ!翔、用事おもいだしちゃった!先帰ってて!」

と言って、



なによりも大切な翔の手を









振り払って、暗くなって行く街を走り出したんだー。





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