家出少女×俺様御曹司の偽装結婚ラプソディ*【完】
「やっぱり羅夢だ。その内股特徴的だったからさ。」
久しぶりに見た海斗は、背も高くなっていたし、かっこ良くなっていたけど。
昔のままだった。懐かしい気持ちがよみがえる。
「どうしたんだよ?おばさんこっちにいるのに羅夢だけいないからさ。」
やっぱり知ってるんだ…
「転校でもした?みんな急にいなくなったから心配してた。」
「あぁ、心配かけてごめんねっていっておいて。」
「羅夢?」
いきなり海斗が真顔になる。
「えっ?」
「なに、泣きそうな顔してんだよ。」
「えっ…嘘…でっでもあたしもともとこういう顔だし~。」
ふざけて無理やり笑顔を作る。
すると海斗がいきなり抱きしめてきた。