ありがとう



ただ




がむしゃらに




走って走って





その場から逃げたくて・・・




行くあてもないのに





ずっと走って・・・





気がついたら




アナタとバイバイした




さっきまでいた場所にたどり着いていた・・・




怖くて怖くて




あんなに手が冷たいのも




何度呼んでも




目を覚ましてくれないアナタを見るのも




アナタがこの世からいなくなっちゃうっていうことも・・・




全て怖くて




辛くて・・・



苦しくて・・・





その場で何時間泣いたんだろう・・・





気がついたら





お母さんが




抱きしめていてくれて
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