金平糖のような甘い甘い恋
第4章

想いよ届け

 「はぁ疲れたぁ」


 あれから2カ月が過ぎ
季節は秋に変わっていた。


 「疲れましたねぇ」


 あたし達は、教室の前で話していた。


 「玲♪会いたかったよぉ」


 「あたしもぉ」


 ....この2人もね。


 「どんだけラブラブなんだか」


 「ほんとですよね」


 あたし達は、2人のラブラブ姿を見ていた。

 あたしもこんなこと裕輔先輩とやりたいな
って何考えてんの?!あたし!!
 
 
 「はぁ」


 告りたいけどいざとなると出来ないんだよなぁ。

 あたしは裕輔先輩の顔を見た。
 好きな人いるんだよね....。

 
 「どうした?」


 裕輔先輩はあたしの視線に気づいたのか
あたしの方を振り向いた。


 「え。別に」


 告りたいなぁなんて言えるわけないし。


 「裕輔先輩って好きな人いるんですよね」


 あたしがそう言うと『おう』と言った。
 だよねぇ...ですよねぇ。


 「なんで?」


 「え?!べ、別に。
あ。んじゃ、戻りますね」


 あたしは裕輔先輩に手を振り
教室に入った。
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