魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
初めて見たアジトの中…


ここは、洞窟の中みたいだ。


「ほら、ルウナここにおいで。」

モーガンの言われた通り、モーガンの膝の上に座る。

「モーガン、何かいいことでもあった?」


「急に何?」


「いや、モーガンの顔が少し明るくなった気がするから。」


フフッッとアタシが微笑むとモーガンは顔をそむけた。

あれ…変なこと言ったかな。


「プッッ…プハハハ
それは俺も思った。お前最近変わったよ。」


ピンクの髪の毛の男の人が言った。


「ウィリア煩いよ…」


「冷血、冷酷なアルビナ一味のリーダーが、恋でもしたか~」


ウィリアがからかうように笑っている。



「ウィリア!!これ以上喋ったら殺すよ!」

ウィリアに殺気を出すモーガン…


「ハイハイ…
俺はちょっくら出るよっと…」


殺気から逃げるように、
ウィリアは去った。



「ごめん。ルウナ…」


照れくさそうに笑うモーガン。


今なら聞けるかな…


モーガンの抱えているもの…


ずっと気になってた。


笑っているかおは本当に優しい。

だから冷たい瞳の理由を知りたい。


きっとモーガンは、本当は優しい気がするんだ。




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