魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
「い…今…愛してるって言ったの?」


思わずラウルを見れば、
真っ直ぐアタシを見ていた。


「愛してる。だから俺と契約しろ。」

ラウルがアタシを愛してる?


「契約?」


「赤き月の下でキスするんだ。」


「キス…!?」


「俺と一生離れない為の契約。本に書いてあった。」


契約って想いを言うだけじゃないの?


不思議に思っていると、
クイッと顎を持たれていた。


か…顔がちかいよ…//



「お前は?俺と契約する気があるか?」


い…言わなきゃ。


「うん。ア…アタシもラウルを愛してる。」


そう言ったら…


甘い甘いキスが降ってきた。




赤き月の下で永久の契約をした。



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