魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

俺様な魔王様と永遠に…

ルウナ

今日は、アタシは姫から王妃になる。


「どうしたんだ?こんな時間に屋上なんかでボーッッとしちゃって。」


まだ、日は登っていない。

「そーゆうパパもでしょ?」


「なんだか眠れなくてな…ちっさなルウナが王妃になるなんてな。」


「パパ、寂しいの?」


「ふっ…そりゃあな。」



この優しい顔、アタシは大好きだ。


「アタシだって寂しいな…パパとママと離れるんだもん。」


王の座を降りたパパは、
今日が終わったら、ママとジュノバスで暮らすんだ。


「この城と魔界はお前たちふたりに任せたからな。
幸せになるんだぞ?」


「勿論よ。
大好きなラウルがいるんだもの。
それに、皆もいるから。」


ネルフ、セル、エレン、エルム、ティム、オリーブもいる。

そしてモーガンもね。


「強くなったな。ルウナ…」


「え?」


「昔はな、泣いてばっかだったんだぞ?
ネルフが困り果てて、世話係は無理です!なんて言ってたんだ。」


「アハハ…あのネルフが…」


「ルウナ、俺はルウナを愛してるぞ。」


パパの大きな手が頭を撫でた。





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