魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

ラウルの本性

次の日。。



誰かの暖かいぬくもり…。

アタシの横で誰か寝てるのか…。



寝てるのか…?



アタシの横で!?


「ぇえ"っっ!?」


目が覚めたら、アタシの横に…


金髪頭に黒のメッシュ。


キリッとした目にブルーの瞳。


「お前…喰っっていい?」


「はあ!?…アンタラウルよね?何で人のベッドにいるの!しかもなんで…んぐ…」


ん…!!


唇と唇が重なっている。


それって…キス…



「ん~!!」



ドスっ!


「グハっ!…ッッテメエ…
姫の癖に吹き飛ばすんじゃねえよ。」



キスなんてするから!


魔力で吹きとばしてやったわよ!



だけど、何事もなかったかのようにスッと立ち上がりクスクス笑っていた。


なんなのよ…コイツ。



昨日と全然違うじゃない!


「お前、姫の癖にやってくれるじゃねえか。
この俺を吹き飛ばすとは。」


「そっちがアタシを食べようとしたんじゃない!」


「お前アホだろ。
食べるって意味わかってねえな。クスクスっ…まあいい。」


いいって何がいいわけ!?

クイッと口角をあげ、
また近づいてきた。


「ち…近づいたら今度こそケガさせるわよ!」



「フンッッ…やれるもんならやってみろ。」


うッッ…


この余裕な顔…ムカツク…


ツカツカ近付いて、
ガシッとアタシの腕を掴みアタシに覆い被さった。



「な…何よ。」


「必ず俺を選ばせてみせる。そして必ず俺のものにする。」



ナッ…!


なんなの…俺様すぎる。



俺様すぎて呆れていると、チュッッと首元にキスをされた。


「ヒャッ…//」



「なかなかいい反応…」


俺様な上に、ドエロ。



絶対!命にかけてコイツは選ばない!



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