魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

魔界の舞踏会

その夜……。

「ルウナ、綺麗じゃないか。さすが俺の子だ。」


ホールの二階の部屋にパパとママがやって来た。


「なんか…恥ずかしいな//」


「フフフッッ。
そのドレスはね…、実はラウルが用意したのよ。」


「ぇえ…!? 
あのラウルが…アタシに?」


「そうだ。
ラウルが自ら選んで用意したんだ。ルウナはラウルに気に入られてるな~ガハハハッッ」


パパの笑い声が響く。


ラウルがこんなアタシの為に…


なんだろう…



心がくすぐったい…



嬉しいけど…

調子が狂っちゃうじゃない。


素直に喜びたくないような…なんか変な気持ち…



「ベーモンド様、フィア様、ルウナ様、準備が整いました。」



舞踏会の準備が整い、
アタシはネルフにエスコートされ下に行く。


「ネルフ、今日は雰囲気違うわね。」


タキシードなんか着ちゃって、無造作な髪の毛をきっちり整えている。


「ルウナ様も姫らしいですね。」


「何よ…その言い方。」



「くれぐれも、華麗に美しい振る舞いをなされますよう…」


性格は変わっていないらしい…


堅物が…


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