Two of us
「・・・や・・・見ない、で・・・」

そう言って、紘一郎の目を隠そうと手を伸ばすが両手をシーツに押さえられたことで紘一郎の体重がキミカにかかり、さらに奥を刺激した。

「・・・そろそろ、いい?」

なにが?とは聞かなかったけど、さすがに紘一郎も限界なんだろうとなんとなくわかった。

キミカが顔を赤らめて小さくうなづく。

それと同時に紘一郎は今まで想像もしなかったくらい激しく腰をうちつけた。

「・・あっ・・あっ・・・んんっ・・・」

あまりの刺激に体がのけぞると、逆に蕾までが刺激されてキミカは一気に快感の出口へと追いやられた。

「キミカ・・・好きだ・・っ・・・好きだ・・・」

キミカは必死に意識が飛ばないように紘一郎の首にしがみつく。

その耳には二人の間から聞こえる淫らな水音と紘一郎の息づかいしか聞こえない。

「・・・あっ・・・いや・・・また・・・っ」

「・・・いいよ、キミカ・・一緒に・・・一緒にイこう」

紘一郎はキミカの中が激しく伸縮しだしたのを確認すると、キミカの細い腰を両手で掴んでさらにスピードあげて腰を打ち込んだ。

「・・・ぁ・・う・・・くぅ・・っ」

キミカには紘一郎の喘ぎ声が嬉しくてたまらなかった。

するとまた体の奥がぎゅーっとし始め、耳も遠くなってくる。

「・・・イクよ・・・キミ、カ・・・っ」

キミカは自分でコントロールできないまま、体を紘一郎に預ける。

「あ・・あっ・・・ああああん」

紘一郎はキミカがイクのに合わせるようにして、キミカの中に熱いものをそそぎ込んだ。

すべてを出し切るまでに、しばらくかかり二人はどっとベットに倒れ込む。

紘一郎はゆっくりとキミカの中から出ていくと、再び柔らかく口づけた。

「俺の本気、わかったでしょ?」

キミカはうつろな目で紘一郎を見つめると赤くなりながらも小さくうなづいた。
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