ただ…
プロローグ


ただ、君は美しかった。

ただ、僕は君に恋をした。

ただ僕は君を愛した。

ただそれだけだった。

この気持ちのどこに罪などあるのだろうか?

僕の側を通り抜ける幸せに比例して、僕の悲しみは積もっていった。

でも、君さえこの世の中にいてくれれば良かった。

だけど君はもういない。

天国(君がいる所)にすぐにでも逝きたいけど先にしなければいけないことがあるみたいだ。

君を、僕を苦しめた奴等に罰を下さなきゃ。

奴等を処刑(ころ)した後、僕は君の所に逝くけどたぶん会えないだろうね。

地獄に落ちても、僕はずっと君を想うから。

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