時計兎
――おかしい
左腕の激痛に顔をしかめ、出口へ急ぐ。
ドアノブに手をかけたが開かない
――なぜ?
思いっきり壁を蹴ったが自分の足を痛くしただけだった。
「出して下さい!
誰かいませんか!!」
無情にも沈黙が返ってくる。
――どうして開かないんだ?
でも、窓から出れば同じか
穏やかで愚直な思考に従った。
左腕の激痛に顔をしかめ、出口へ急ぐ。
ドアノブに手をかけたが開かない
――なぜ?
思いっきり壁を蹴ったが自分の足を痛くしただけだった。
「出して下さい!
誰かいませんか!!」
無情にも沈黙が返ってくる。
――どうして開かないんだ?
でも、窓から出れば同じか
穏やかで愚直な思考に従った。