瞳の中の彼

お兄ちゃんズ! 理玖 side

泣き疲れて 眠っている 葵

妹は 過去の記憶を思い出した

俺は 葵に記憶をなくしたままでいてほしかった


「理玖さん 葵ちゃん大丈夫ですか?」


直也が聞いてきた

「あぁ...今 眠っている...世話になったな」

隼人たちは 他のメンバー達を使って 葵達を監視していた

駅前で 鬼瑠の連中に連れ去られようとしている 葵達を見つけ助けた


「佐井はいたのか?」

「あいつの姿は見当たらなかった 理玖さん...」

辛そうに俺を見ている隼人

「すまねぇな お前たちに面倒かけさせて...」

「いえ..これは俺たちの問題でもあるんです あいつは必ず見つけ出します」

隼人 随分成長したな...
昔は俺でも手に負えなかった お前が 

今では何百という人数を動かしている

お前を7代目として選んでよかった...



< 31 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop