この声が届くまで






「 奏の誕生日? 」

「 そうなの、何が好きか分かんなくて 」

「 確かに悩むよね~ 」

「 でね、たっくんなら
何かしら分かるんじゃないかな…と 」




1週間後、奏の誕生日


愛彩なんかじゃ何もできないけど
せめて少しでも恩返ししたい




「 うーん、選び行こっか 」




カップのコーヒーを飲み干してレジへ進む

大人だな、なんて関心した






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