この声が届くまで





足が自然に動いていた

愛彩の元に、早く、早く。



でも見てしまった




「 海吏…ちょっ、え―――… 」




来たのが間違いだったようだね


他の男とキスしてた。



気づかれないように体を隠して座り込んだ


なんだ俺、だっせぇ

そうだよなバチが当たったんだ




「 ごめんな 」




後ろ姿に呟いてその場を後にした





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