地味女が巻き込まれました。【下完】



「じゃあねっ!」


「あぁ…何かあったら直ぐに呼べよ。」


「うんっ!!もちろんっ!」


「じゃあ、行くな」



エンジンをかけ、麗は私に軽く手を振ると、出発した。


゛行かないでっ゛


思わず、麗の服の裾を掴み口から出てしまいそうになった。


でも、そこは何とかこらえて、私は麗の後ろ姿が見えなくなるまで、手を振り続けた。




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