地味女が巻き込まれました。【下完】


私は、危険を察知し、直ぐに逃げようと体勢を整え様とした‥……が、何かに足を取られる。


カシャン………


足元から聞こえた、金属の音。



「なに……これ…」



足枷………?


私が、寝ていたベッドの足へと足枷の鎖は続いていた。


自分の血の気が一気に引いて行くのを感じた。



「逃げようとしても…無駄だよ?」



美しいその微笑みは、私からしたら悪魔の微笑みにしか見えなかった。



< 198 / 320 >

この作品をシェア

pagetop