〜Sweet a LittleForest〜

「そうだ、

今の自分について

正直に話し合え。

お前ら3人は、

後輩達の

伝説のヒーローだからな。

ずっと輝いててくれよ」

「いや、だからそれは、

薮のくじ運が…」

と、玉森が言いかけたのを

岡本が遮る。

「とにかく、

3人で酒飲んで、

楽しんで来い」

岡本は玉森の肩を

ポンと叩くと、

校舎の方に歩きだす。

「ありがとう

ございます!!!」

3人は岡本の後ろ姿に

礼を言う。

岡本は振り返らないまま

右手を挙げて

そのまま歩き去る。

「…」

3人は岡本が

校舎に入って行くまで

見届ける。


< 63 / 287 >

この作品をシェア

pagetop