SEASONS【完】
「金曜、千晃が帰ったあと、しばらく放心してた。
そんで、その後何度も、“水嶋って俺が好き?”とかって呟いていた。
壊れた人形みたいだったね」
「あんた、上手いこと言うね」
そう言うと、今度は佐奈が呆れていた。
「いやいや、そこじゃないけん。
返事、聞かなくていいの?」
「いいよ。
どうせ振られる。
……うち、中学の時告白して振られたけん」
「えっ、千晃が!?」
急に大きな声を出して、驚いた。