SEASONS【完】
「お待たせしました。
こちらが、この前話していた資料です」
「あっ、ありがとうございます……」
うちらの会話を、全員が注目した。
それに気付きながらも、うちは普通通り接した。
だけど加藤くんは、遠慮がちだった。
どう接していいのか、分からないらしい。
なんだか、おかしな光景だった。
普通にしていたうちだけど、目を合わせることはしなかった。
合わせたら、抑えている気持ちが全部溢れてしまいそうだった。