彼女志願!
「あ……えっと、その……あ、今度の白鳥先生のパーティーに、私もアキのお供で連れていってもらうことになりました」
「アキ……倉田先生ですね」
さすが穂積さん。
担当作家の交友関係まで、きっちり頭に入ってるんだ。
「穂積さんも行かれるんですよね?」
「ええ。社をあげてのパーティーですから」
「アキが美容院紹介してくれたんです。予約したんですけど、久しぶりにおめかしするからちょっと緊張します」
「おめかしですか?」
くすり、と穂積さんが笑う。
もしかして――
売れっ子作家の友達についていくだけのくせして、なにウキウキしてるんだって、思われてる?