彼女志願!

穂積さん、穂積さん


何度も名前を呼ぶと


「萌……」


穂積さんが、かみつくように私の唇をふさぐ。



初めて聞く、彼の荒い吐息と上ずった声。


からみつく熱い舌と、体。


体中の穴という穴が叫んでいる。


隙間をうめてしまいたい。


楽器のようにメロディを奏でる。



全部、欲しい。

穂積さんが欲しい。




彼でいっぱいになりたい。




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