彼女志願!
「いてっ……!」
「いて、じゃないっ、萌に謝れ。親のすねかじりで大学行かせてもらってるご身分で、しかも留年しそうとか、話になんない。十代から自分で自分を食べさせてる萌のことをとやかく言う権利はないと知れ」
ビシッとツトム君に言い切るアキ。
そのお顔は、あきらかに冷静ではあったけれど
ゴゴゴゴゴゴゴ……とでも音がしそうな強い殺気を感じさせ、思わず私の背筋もぴんとのびる勢いだった。
「ひっ……」
ツトム君は血相を変えて、私に向き合い頭を下げた。
「もえっちごめん……チョーシのっちゃいました……!」
「いや……」
「ほんとごめんっ!」