歩み続ければ
蓮side
それからというものだいぶな月日が流れた
俺が遥をふったあの日から遥とはまともに目も合わせていない
正直遥と喋りたいと思った

俺の気持ちとは正反対に遥はあの中山という男の所へ
頻繁に行っていた
中山は遥とも近所でスポーツも勉強もだって出来る
いわばなんでもできる奴だ

でも俺はアイツのことがあまり好きじゃない
別にいやなことされたとかじゃないし
遥をとられたからっていうんじゃない
-----アイツは何を考えているのか分からない

いつも本ばかり読んでいるアイツは本当に何を考えているのか分からない


遥はあんな奴といていいんだろうか?


しかしそれは遥の自由だ
俺がどうっていえる立場じゃない..
たぶん..遥はアイツのことが好き..

あーぁ、俺ってかっこわりぃな


  
              ******

それからだんだんにクラス中で遥と中山が付き合っているんじゃないか
という噂も流れ出した
ムリもない
アレだけ2人でいれば...いや3人だ
最近は柚も中山と一緒にいるようになった
三角関係ってやつか...
いや、じゃぁ、新はどうなる
アイツ傷つきやすいからな


そんなことをかんがえているうちにきたよ

「遥、昨日のことなんだけどさ...」

他クラスにも関わらず中山は入ってきた
「あっ...」
遥と目があった

遥はすぐにそらし、中山と廊下へと消えてしまった
昨日?
あいつら昨日どっかいったのか?

俺の知らない所で...
何をしてたんだよ...!

自分から振ったくせに怒りが急に爆発しそうになった


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