歩み続ければ
柚side
「ありがとう、元気出たよ」

「本当か!?」

「うん、本当!」

「シラトリユズさん、ほんとうですかあ????」

「はぁ~い、里香さん、本当です」

「そっかぁー、よかったぁー」

「ッハハハ」

そんなたわいもない会話をしているうち、私は元気を取り戻した

つい30分前私は最悪な行動にでて、泣いてたんだっけ

それを...新が見つけてくれた

そして、新は図書館までついてきてくれてそして可愛いお客さんも

名前は...里香ちゃん

目元が新とそっくりで中睦ましい兄弟

性格は新とは正反対でまじめでしっかりした妹さん

でも心配性は新と似ちゃったみたい

「..フフフ///」

っは、しまった...
キモかった..私ってこういうとこあるんだよなぁ...
新に嫌われちゃうよ...

嫌われちゃう...
嫌われちゃう...

嫌われたくない...

....好き..

なのかな...やっぱりドキドキするって..恋なのかな..
でも..もう恋なんてしないって決めたのになぁ

「..柚? 難しそうな顔して大丈夫か?」

「ん?全然大丈夫ちょっと、考え事」

「考え事かぁー。 男か...?」

バカ。 そんな顔で見ないでよ...

「...まぁね...」

すると新はがっくりとした表情だった


この際いおうかな...
私はこのドキドキがたまらなく目障り
一応ドキドキすることを伝えて新にふられる

そして、このドキドキは収まる

完璧


「...ねぇ、新」

「おう? どうした?」

「..ドキドキするんだけど」

「っは!?」
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