歩み続ければ
遥side
昨日の夜、柚から電話があった

本当はすごく電話にでるのが怖かったけど...

でも、柚は相変わらずな調子で淡々と喋ってたなぁ


1人で考え事をしていながら登校していると

「っわ」

「!?」

誰かに後から抱きつかれた

恐る恐る振り返ると―――

「おはよう、はーるか」

そこにはいつもの柚がいた

「...」

「?? どうしたの?」

不思議そうに私を見つめる柚

なんか、嬉しい

柚が..
柚が..
私柚とこうして喋っている..

なんか、当たり前のことなんだけど嬉しい

「おーい、遥?」

「っあ、ごめんごめん! はよっ♪」

すると、柚は一瞬驚いたような顔をしたがまたいつもの笑顔に戻った


そして2人でたわいもない会話をして、校舎に入ろうとすると
柚が

「..今日の放課後一緒に帰れるかな? ちょっとはなしたいことあって....」

話したい事はなんだろう?

戸惑いながらも私は即OKし、2人で教室へいった
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