歩み続ければ
蓮side
―――ピロロロ...
寝ぼけ眼で俺はベッドの脇のミニデスクに手を伸ばす

そして、音のなる携帯を掴み今日は何曜日か確認する

今日は...日曜日..
学校ねぇはずだよな...

え..補習か....?

つーか
朝から誰だよ...

俺は不機嫌そのものの声で電話にでた

「...はい」

「...よ、よぉ」

着信現は、新..
めずらしいなぁ

「..おう、どうした」

「あ、あのさ!」

「お、おう」

「今日カラオケいかねぇ?」

「..はぁ!?」

「...あ、いや、前さ色々とあって無理になったじゃん!だーかーらっ!」

あぁ、そういえば、前のカラオケは柚と遥の間に色々あってダメになったんだっけ
ま、延期ってことになったしいいかな
柚とも最近しゃべってねぇし

「...おう、いいよ 何時?」

「午後なっ、午後!」

「はいよっ、じゃ...」

「あ、あのさ!」

「ん? 今度はなんだよ」

「....俺、柚と正式なカップルになった」

「.....」

「お、おいっ!!」

「...っぷ」

「な、なんだよ」

「そんなことわかってたよ、遥から聞いてたしー!」

「ちょ、おま....まぁ...な」

「了解了解、じゃ、いつものとこで」

「おうっ!」


きっと、メンツはあの4人だなぁ

よし、遥にも伝えとくか
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